10月13日@科学技術館

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本日の科学ライブショーユニバースは、大朝由美子が案内役で
お送りしました。
昼間の日本から星を見るためにはどうすればいいでしょうか?
ということで、アメリカにあるヤーキス天文台と国際電話を繋いで、
「ライブ天体観測」を行いました。
本日は、ヤーキス天文台から見た星空やM57(リング星雲)、
木星とその衛星(ガリレオ衛星)を紹介しました。


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図:ヤーキス天文台からの星空
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図:木星とガリレオ衛星
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図:M57(リング星雲)

ガリレオ衛星はその名前の通り、ガリレオ・ガリレイが、1610年に
発見したと言われていますが、程なく日本にも望遠鏡が伝わり、
天体観測が行われていたようです。初代幕府天文方の渋川春海は、
江戸でどのような天体観測を行っていたのでしょうか?
そのころの観測機器や星図、そして現代の日本の大型望遠鏡
(なゆた、すばる、アルマなど)を紹介しました。
「ゲストコーナー」では、平松正顕さん(国立天文台)にお越し頂き、
『アルマ望遠鏡でせまる惑星と生命の起源』というタイトルで
お話ししていただきました。
アルマ望遠鏡は、日本やアメリカ、ヨーロッパなどが協力して、
南米チリに建設中の電波望遠鏡です。
電波は通信などにも使われていますが、宇宙からも降り注いできており、
可視光で見るのとは違った姿を見ることができます。
このアルマ天文台では、既にいくつかの観測が行われており、
生まれたての星の周辺に、生物の重要な構成物質の一つである糖類が
発見されたようです。
“こちら”がプレスリリースです。
宇宙でどのようにしてこれらの物質が出来たのか・・・?
アルマ望遠鏡の完成により、さらに詳しくわかってくるでしょう。
最後に、太陽系の姿を眺めつつ、チリからみえる大マゼラン
銀河や100億光年彼方の宇宙旅行を楽しみました。
現在の東京で見える星の数は・・・?
ライブショーを観に来た方は、「ご明察!」