1月4日@科学技術館

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皆様、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
さて、本日は新年度の初回公演です。2回の上演とも沢山のお客様に
お越しいただきました。ありがとうございます。本日の科学ライブショー
「ユニバース」は、案内役に伊藤哲也(国立天文台)、ゲストに平松正顕さん
(国立天文台 チリ観測所)を迎え上演いたしました。
まずは、本日の星空から。夜空を彩る星座のストーリーを交えながら、
星空を紹介しました。さて、実は本日の朝4時頃にしぶんぎ座流星群が
極大を迎えていたのをご存じですか?シンラドームでは、この流星群を
再現することができます。会場の皆様と共に、流星を楽しんだ後、宇宙へと
飛び出しました。さて、地球上で日本の反対側にある国はどこでしょう?
その国が、今回のゲストコーナーの舞台です。本日の「ゲストコーナー」
平松正顕さん(国立天文台 チリ観測所)に「アルマ望遠鏡現地レポートと
最新成果」というタイトルでお話しいただきました。
チリのアタカマ高地、標高5000mのところにアルマ望遠鏡が建設されて
いるのをご存じの方もいるかもしれません。アルマ望遠鏡は電波で観測を
する望遠鏡で20もの国と地域が協力しています。アンテナの総数は66個に
上り、山の手線一周ほどの範囲にわたり点在しています。視力検査の値
(ヒトだと1.2とか、0.9とか)に換算するとその値は6000にもなるのだそう
です。東京から、大阪に落ちている1円玉が見えてしまうほどの視力で
宇宙を観測できるなんて素敵ですよね。現地の様子を360度すべて写る
カメラで撮ってきてドームいっぱいに投影もしました。大きなアンテナが
たくさん並び壮観でした。現在では、生まれたての星が噴き出すガス、
若い星を取り巻く円盤などが観測されていて、惑星の生まれ方、ひいては
地球の誕生の秘密を解明している途中なのだそうです。これから、未知
なる宇宙の謎が解明されるのが楽しみですね!
アルマ望遠鏡から宇宙に想いを馳せたところで、宇宙の果てまで宇宙遊泳を
行いました。立体視により迫ってくる星や銀河に、会場のみなさまは手を
伸ばして楽しんでいました。さて、宇宙の果てから地球へ戻り…とその前に、
ISSへと皆様をご案内しました。ISSをど迫力のスクリーンでご覧になれるのは
シンラドームならではです。気になった方は是非シンラドームへお越し下さい。
実は東京からもISSを見ることができます。金星よりも明るく見えるので、気に
なった方はJAXAのホームページで観測時間をチェックしてみて下さい。
本日の「ユニバース」は、ISSの紹介をしてお開きとなりました。
2014年も皆様に沢山お会いできるのを楽しみにしています。
ぜひ、土曜日の午後にはシンラドームへとお越しくださいね。