5月19日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、野本知理(千葉大学)が案内役を務め、上野遥さん(JAXA)をお迎えしてお送りしました。
上野さんには「宇宙にも天気がある?!-宇宙の「百葉箱」をつくる-」というタイトルでお話をしていただきました。

今日のライブショーは、昼の日本上空から夜の部分にあるシカゴのヤーキス天文台に移動、着陸をしてからの「ライブ天体観測」で始まりました。
本日お送りしたコーナーは、「ライブ天体観測」「分子の世界」「重力の不思議」「重力の不思議」です。

「ライブ天体観測」
本日のシカゴは、あいにくの曇り空だったそうですが、M27(亜鈴状星雲)、M51(子持ち銀河)、土星の3つの天体を紹介していただきました。


図:M27 亜鈴状星雲

「分子の世界」
日常身の回りにある分子、特に調味料に含まれている分子たちを紹介していきました。
例えば、子供は飲めないエタノール(エチルアルコール)、御酢に入っている酢酸、砂糖などです。

「重力の不思議」
太陽系から、太陽が消えるシミュレーション、太陽が増えるシミュレーションをお客さんにも参加してもらいながら紹介しました。

「ゲストコーナー」
きっとみなさんも夜には翌日の天気を気にしますよね。実は、宇宙にも宇宙放射線によって作られる天気があるということをご存知でしたか?
実は、地球の天気と同じように宇宙の天気を予想している人たちもいるそうです。
なぜなら、宇宙の天気は国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士の方だけでなく、たくさんの人工衛星の恩恵に預かっている私達の生活にも大きな影響をもつためです。
宇宙の天気を予報すると聞くと難しそうですが、そのやり方は地球のものと同じく、宇宙放射線のデータを取得することで予想を立てているそうです。
上野さんは、宇宙放射線を観測する装置について研究をされているそうです。
特に今は、宇宙飛行士の目の中でレンズの役割をしているパーツである”水晶体”に宇宙放射線が与える影響を研究されているそうです。

今後、宇宙旅行を簡単にできるような日が来たら毎晩のニュースで地球の天気だけでなく、宇宙の天気も放送する日がくるかもしれないですね。

科学ライブショーユニバースは毎週ことなる科学の話題をお届けする科学ショーです。
土曜日の午後は科学技術館4階のシンラドームへお越しください。

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