10月27日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、大朝由美子(埼玉大学)が案内役を務め、
ゲストに東谷千比呂さん(宇宙航空研究開発機構)をお迎えしてお送りしました。

この九段下の科学技術館から夜見える星の数はいくつ?
答え合わせとして、
夏の大三角、時間を進めて月、冬の大三角やオリオン座や、星座にならない惑星の火星などを眺めました。
夏の大三角には、星の誕生と死の姿が隠されているようです。

「ゲストコーナー」では、東谷さんに、「天文学研究用のカメラのはなし」と題してお話しいただきました。
観測天文学には望遠鏡が欠かせないものとなっていますが、望遠鏡があるだけでは研究ができません。
望遠鏡で集めた光を研究用のデータとして記録するカメラも必要です。
今回、紹介していただいたカメラはアメリカのハワイにある、口径8.2mのすばる望遠鏡に搭載されているカメラです。
東谷さんが開発されたカメラは望遠鏡の鏡の裏側にあるカセグレン焦点と呼ばれる場所につけられています。
大型のカメラが望遠鏡とともに動くと考えると凄いですね。
天文学用のカメラは手作りなので世界に一点もののカメラだそうです。
このカメラを使って、星や惑星の誕生の瞬間や、遠方にある銀河の姿を捉え、
天体の位置、明るさ、距離、運動、成分などを調べているそうです。
天文学用カメラの目標としては、自ら光っていない惑星や、遠くて暗い宇宙の果てにある天体を観測することだそうです。
更なる宇宙の発見が楽しみですね。

最後に、地球を飛び出し、太陽系の惑星の姿、小惑星リュウグウの最新画像を紹介をした後、天の川銀河の外へ飛び出し、
宇宙の大規模構造のなかを遊泳しながら、地球まで戻ってきました。

科学ライブショー「ユニバース」はでは毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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