1月14日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」では、矢治健太郎(自然科学研究機構 核融合科学研究所)が案内役を務めました。

核融合科学研究所の紹介をしました。ここでは1億2000万度のプラズマ作り出したり、そのプラズマを水素の光の粒を用いて冷やしたりする研究を行っています。

「太陽系の姿」のコーナーでは、太陽系の惑星を内側から順に紹介しました。太陽系で一番大きな惑星である木星には斑点があります。この斑点は大赤斑といい、地球の台風と少し似ているそうです。また木星の自転周期をクイズ形式で実際に時間を進めながら確かめました。木星は太陽の直径の約11倍ですが、自転周期は10時間ととても短いです。

続いて最近の太陽について、国立天文台の望遠鏡や太陽観測衛星「ひので」によって撮影された画像や動画とともに紹介しました。太陽上にみられる黒点の数は日々変化しています。黒点の数を記録したグラフを用いて、その数の変化には周期があることを紹介しました。最近は黒点の観測数が増えていて太陽の活動が活発になっており、太陽フレアがたくさん発生しています。

「本日の星空」のコーナーでは、オリオン座やアンドロメダ座などを見ていきました。おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスの3つの星を合わせて冬の大三角といいます。また、リゲル、アルデバラン、カペラ、ポルックス、プロシオン、シリウスからなる冬のダイヤモンドも見ることができます。冬は一等星と呼ばれる明るい星が多くあるので、ぜひ晴れた日は夜空を見上げてこれらの星を探してみてください。

太陽系から遠ざかり、約2千億個の星がある天の川銀河の円盤状の構造を見ていきました。私たちが普段見ている星座の星々は天の川銀河の中心から離れています。つまり、私たちは天の川銀河の星のほんの一部分を見ているに過ぎないのです。また、アンドロメダ銀河の紹介をしました。アンドロメダ銀河には天の川銀河の2倍の星が存在しています。近年、酸素の放つ光に着目することで、アンドロメダ銀河に不思議な構造があることが分かりました。その構造を、ハワイのすばる望遠鏡の画像を用いて紹介しました。最後に宇宙の大規模構造について紹介して、地球に戻りました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回さまざまな科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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