本日の科学ライブショー「ユニバース」は大朝由美子(埼玉大学)が案内役を務め、
上演しました。
まず、空高く上がっている太陽をみなさんと見ていきました。
最近の太陽にはフレアや黒点が見られますが、太陽よりも数十倍 大きいフレアや
黒点をもつスーパーフレア星が、ケプラー望遠鏡やすばる望遠鏡の観測から
明らかになってきたそうです。
時間を進めていくと夏の星座が上がってきます。夏の大三角やさそり座、土星、
そして埼玉大学望遠鏡で観測した惑星状星雲を紹介しました。
地上を離れて宇宙へ飛び出し、くるくると回る木星を眺めたり、土星の環を
くぐったりして宇宙遊泳を楽しみました。また、7月に冥王星に最接近する予定の
探査機”New Horizons”が撮影した冥王星と衛星の姿も紹介しました。
さらに太陽系を離れていくと天の川の正体である天の川銀河の全貌を見ることが
できました。
天の川銀河を見たところで、太陽の最期の姿と考えられている惑星状星雲の
全天動画を紹介しました。中心星からガスが広がっていく様子は、まるで雪が
降ってくるような迫力!
本日の「ゲストコーナー」では、橋本修さん(県立ぐんま天文台)をお招きし、
「太陽の最期、地球の運命」と題してお話していただきました。
将来の太陽は、中心部での核融合反応が進んだ結果、構造を変化させて、低温で巨大な
赤色巨星となります。膨張した太陽からは、継続的にガスなどが放出されますが、
その放出量によっては、膨張した太陽に地球が飲み込まれる可能性があるそうです。
今後研究がさらに進んで、太陽がどうなるか、地球は飲み込まれてしまうのか、
解明されるのが楽しみですね。
最後に、さまざまな色や形を持つ銀河たちの間を縫うように遊泳しながら地球に
戻ってきました。
科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。
是非、科学技術館4階シンラドームにお越しください。
5月16日@科学技術館
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