月日 |
案内役 |
ゲスト 発表タイトル |
上演内容 |
ライブ天体観測 |
1/9 |
伊藤 哲也 (国立天文台) |
鈴木 大輝さん(総合研究大学院大学/国立天文台)
「宇宙と生命起源 ー生命の種から宇宙生物へ?ー」
|
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あり |
1/16 |
矢治 健太郎 (国立天文台) |
菅 浩江さん(SF作家)
「SF大好き! 『放課後のプレアデス』の世界から」 |
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なし |
1/23 |
大朝 由美子 (埼玉大学) |
小山 佑世さん(国立天文台ハワイ観測所) 「すばる望遠鏡で探る100億光年彼方の宇宙のすがた」 |
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あり |
1/30 |
矢治 健太郎 (国立天文台) |
寺薗 淳也さん(会津大学 企画運営室兼先端情報科学研究センター准教授) 「てらきんとやじけんの、人類は月に行ってない?話はどうなった!?」 |
|
なし |
2/6 |
伊藤 哲也 (国立天文台) |
尾崎 忍夫さん(国立天文台 先端技術センター/TMT推進室) 「次世代超巨大望遠鏡TMT」 |
|
なし |
2/13 |
亀谷 和久 (東京理科大学) |
門内 靖明さん(慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科)
「見えない光・聞こえない音が可能にする体験」
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|
あり |
2/20 |
大朝 由美子 (埼玉大学) |
武仲 能子さん(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 主任研究員) 「新発見はどうやってするの?」 |
|
なし |
2/27 |
矢治 健太郎 (国立天文台) |
今村 剛さん(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所) 「金星探査機あかつき~旅路の果て、そしてこれから?」 |
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あり |
3/5 |
野本 知理 (千葉大学) |
藤原 英明(国立天文台 ハワイ観測所) 「すばる望遠鏡が見た元気な赤ちゃん星」 |
|
なし |
3/12 |
矢治 健太郎 (国立天文台) |
菅原 龍さん(立教大学理学部, 元・青年海外協力隊)
「 Youは何しにジャマイカに? 青年海外協力隊・環境教育奮闘レポート」
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「太陽系の姿」
「本日の星空」
「宇宙の果てへ」
|
あり |
3/19 |
亀谷 和久 (東京理科大学) |
1回目 大山 結和さん(慶應義塾大学理工学研究科)「医療と自動化の未来」
2回目潮田 和俊さん (埼玉大学大学院教育学研究科)「天体観測の装置を作ろう!」 |
「太陽系の姿」
「本日の星空」
「宇宙の果てへ」
重力の不思議
「ゲストコーナー」 |
なし |
3/26 |
野本 知理 (千葉大学) |
大朝 由美子さん(埼玉大学)
「インドネシアでとらえた黒い太陽」 |
|
なし |
4/2 |
大朝 由美子 (埼玉大学) |
寺居 剛さん(国立天文台ハワイ観測所)
「新惑星は存在するか?すばる望遠鏡の挑戦」 |
|
なし |
4/9 |
矢治 健太郎 (国立天文台) |
鳥海 森さん(国立天文台 太陽天体プラズマ研究部)
「黒点・フレア 太陽の謎に迫る!」 |
|
あり |
4/16 |
野本 知理 (千葉大学) |
|
|
なし |
4/23 |
亀谷 和久 (国立天文台) |
上土井 大助(宇宙航空研究開発機構)
「宇宙に発電所を作る!」 |
|
あり |
4/30 |
伊藤 哲也 (国立天文台) |
鹿野 良平さん(国立天文台 SOLAR-C準備室)
「ロケットによる太陽観測: 5分間の宇宙旅行」
|
|
なし |
5/7 |
野本 知理 (千葉大学) |
真貝 寿明さん(大阪工業大学情報科学部) 「アインシュタインが予言して100年,ついにとらえた重力波」
1回目(14時~):通常上演
2回目(15時30分~):重力波検出記念特別講演会 |
1回目(14時~): 2回目(15時30分~):特別講演会 |
なし |
5/14 |
大朝 由美子 (埼玉大学) |
高木 悠平さん(国立天文台) 「この星は何歳?年齢から探る星と惑星の作り方」 |
|
あり |
5/21 |
亀谷 和久 (国立天文台) |
矢治 健太郎(国立天文台)
「ユニバース from コロンビア ~地球の裏側からこんばんは~」
|
「太陽系の姿」
「本日の星空」
「銀河宇宙の世界」
重力の不思議 |
なし |
5/28 |
矢治 健太郎 (国立天文台) |
下条 圭美さん(国立天文台チリ観測所)
「アルマ望遠鏡で太陽を観測!? 望遠鏡は壊れないの?」
|
「太陽系の姿」
「本日の星空」
「銀河宇宙の世界」 |
あり |
6/4 |
科学ライブショー「ユニバース」20周年特別番組 |
「科学シミュレーションを活用したライブショーコンテンツ開発・上演の20年」 |
全コーナー |
あり |
6/11 |
大朝 由美子 (埼玉大学) |
滝脇知也さん(国立天文台 理論研究部/天文シミュレーションプロジェクト(CfCA))
「ニュートリノで爆発する?超新星のふしぎ」
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本日の星空 太陽系の姿 宇宙の果てへ |
なし |
6/18 |
矢治 健太郎 (国立天文台) |
鈴木裕行さん(元筑波大学大学院)
「宇宙にあふれる「銀河」 ~みんな違ってみんないい!~」 |
「太陽系の姿」
「本日の星空」
「銀河宇宙の世界」 |
なし |
6/25 |
亀谷 和久 (国立天文台) |
大朝 由美子さん(埼玉大学)
「ライブ天体観測~ハワイ島からすばる8.2m望遠鏡の観測生中継~」
|
本日の星空
太陽系の姿
宇宙の果てへ |
あり |
7/2 |
大朝 由美子 (埼玉大学) |
田村 陽一さん(東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター) 「宇宙で最初の酸素をさがして」 |
|
なし |
7/9 |
伊藤哲也 (国立天文台) |
森本幸司さん(理化学研究所・仁科加速器研究センター・超重元素分析装置開発チーム・チームリーダー) 「113番元素の発見」 ①通常上演:14:00-14:40
②113番元素発見記念特別講演会(外部リンク) :15:30-14:10
|
|
あり |
7/16 |
矢治健太郎 (国立天文台) |
小栗順子さん(国立天文台) 「星の和名めぐり」天文・宇宙をテーマとした切り絵の世界観 |
太陽系の姿 本日の星空 銀河宇宙の世界 |
なし |
7/23 |
亀谷和久 (国立天文台) |
阿部新助さん(日本大学理工学部航空宇宙工学科) 「流れ星を造る」 |
本日の星空 太陽系の姿 宇宙の果てへ ゲストコーナー |
あり |
7/30 |
野本知理 (千葉大学) |
山田幸正さん(首都大学東京大学院 都市環境科学研究科建築学域) 「ベトナム北部の伝統的キリスト教会堂の建築空間」 |
分子の世界 恒星間飛行 重力の不思議 ゲストコーナー |
なし |
8/6 |
亀谷和久 (国立天文台) |
藤原英明さん(国立天文台ハワイ観測所) 「すばる望遠鏡、偶然写ったこんな天体」 |
本日の星空 太陽系の姿 宇宙の果てへ 銀河衝突シミュレーション ゲストコーナー |
なし |
8/13 |
矢治健太郎 (国立天文台) |
縣秀彦さん (国立天文台天文情報センター) 「夏の夜、ペルセウス座流星群を数えよう」 |
太陽系の姿 本日の星空 銀河宇宙の世界 |
あり |
8/20 |
野本知理 (千葉大学) |
平松正顕さん (国立天文台チリ観測所) 「アルマ望遠鏡が見る暗黒の宇宙」 |
|
なし |
8/27 |
大朝由美子 (埼玉大学) |
大浜晶生さん(名古屋大学大学院理学研究科 天体物理学研究室) 「NANTEN2望遠鏡で見る巨大な星団の誕生」 |
|
あり |
9/3 |
野本知理 (千葉大学) |
矢治 健太郎さん(国立天文台) 「国立天文台太陽観測所から生中継~晴れたらいいな~」 |
|
なし |
9/10 |
伊藤哲也 (国立天文台) |
早野裕さん(自然科学研究機構 国立天文台先端技術センター) 「超大型30m望遠鏡TMTの第1期観測装置IRISで見える宇宙」 |
|
あり |
9/17 |
矢治健太郎 (国立天文台) |
安岡孝一さん(京都大学人文科学研究所) 「文字と文字コードと電気通信」 |
太陽系の姿
本日の星空
銀河宇宙の世界 |
なし |
9/24 |
亀谷和久 (国立天文台) |
山内銘宮子さん(アイヌ星座研究家) 「ノチゥ ~ アイヌの星が教えてくれること」 |
本日の星空
太陽系の姿
宇宙の果へ
ゲストコーナー |
あり |
10/1 |
野本知理 (千葉大学) |
柳瀬亘さん(東京大学大気海洋研究所) 「大気のうずまきを見てみよう」 |
|
なし |
10/8 |
矢治健太郎 (国立天文台) |
臼田知史さん(国立天文台TMT推進室) 「超大型30m望遠鏡TMTで宇宙の謎に挑む」 |
|
あり |
10/15 |
亀谷和久 (国立天文台) |
内藤誠一郎さん(国立天文台)
「国立天文台へ行こう!」 |
本日の星空 太陽系の姿 宇宙の果てへ 重力の不思議 銀河宇宙の世界
|
なし |
10/22 |
大朝由美子 (埼玉大学) |
|
|
あり |
10/29 |
大朝由美子 (埼玉大学) |
山岡均さん(国立天文台天文情報センター) 「新しい星の見つけ方」 |
|
なし |
11/5 |
片岡龍峰 (国立極地研究所) |
1回目:山本和明さん(国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター) 「古典籍を開拓する!」
2回目:岩橋清美さん(国文学研究資料館) 「江戸時代のオーロラ」 |
|
なし |
11/12 |
大朝由美子 (埼玉大学) |
上野隆さん(順天堂大学大学院医学研究科) 「ATG遺伝子のインパクト ― 大隅良典先生ノーベル生理学・医学賞受賞の意義」
1回目:通常上演 2回目:ノーベル賞医学賞特番 |
|
あり |
11/19 |
矢治健太郎 (国立天文台) |
新吉高さん(日立製作所) 「自動運転の眼 ?自動車とETロボコンを題材として?」 |
太陽系の姿
本日の星空
銀河宇宙の世界 |
あり |
11/26 |
野本知理 (千葉大学) |
河合 英敏さん(東京理科大学) 「分子マシン SFの世界から現実へ!」
一回目(14:00~):通常上演
二回目(15:30~):ノーベル化学賞特別番組 ノーベル化学賞特別番組のご案内(科学技術館webページ)
|
|
なし |
12/03 |
野本知理 (千葉大学) |
山敷庸亮さん(京都大学)
「エクソプラネットキョウトで水惑星をさがしませんか?」 |
|
あり |
12/10 |
亀谷和久 (国立天文台) |
嘉数悠子さん(国立天文台ハワイ観測所) 「すばる望遠鏡の舞台裏」 |
本日の星空
太陽系の姿
宇宙の果てへ
惑星の運動と重力
ゲストコーナー |
なし |
12/17 |
大朝由美子 (埼玉大学) |
三澤 瑠花さん(元フランス国立科学研究センター(/トゥールーズ大学大学院)) 「気球から宇宙を見てみよう」 |
|
あり |
12/24 |
矢治 健太郎 (国立天文台) |
坂尾 太郎さん(宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所) 「観測を続けて10年ーひので衛星の見た太陽」 |
太陽系の姿
本日の星空
銀河宇宙の世界 |
なし |
この宇宙には、私たちが住む天の川銀河のような「銀河」が約一千億個存在していると言われています。その形は渦巻き型や楕円型など様々で、さらに色や大きさもすべてが多種多様です。今回のお話では、そんな銀河の多様性の面白さと、銀河にまつわる様々な不思議を紹介します。
日本が有する最も大きい光学赤外線望遠鏡「すばる」は,ハワイ島マウナケア山の4200m
の山の上にあります。なぜそんな高い山の上から観測するのか、どんな夜空が見えるのか、
どんな宇宙の謎をどのように紐解いていくのか…?
観測真っ最中のハワイ観測所から、生中継でお伝えします。
酸素は私たちのからだをつくる最も基本的な元素のひとつです。
ところが、宇宙が誕生した当時、酸素はまだ少しもありませんでした。
それでは酸素はどこからやってきたのでしょうか?
じつは、酸素は星の内部でうまれ、宇宙の年齢138億年というながい時間をかけて宇宙全体に広がっていったたと考えられています。
ですから、宇宙で最初の酸素をみつければ、宇宙のながい歴史をひもとく手がかりになるかもしれません。
ゲストコーナーでは、最初の酸素はどうやってうまれたのか、アルマ電波望遠鏡の最新の観測成果とともにご紹介します。
元素周期表に日本初の元素が記載される事になりました。
理研重イオン加速器を用いて生成された113番元素が、新元素であると、国際純正・応用化学連合(IUPAC)に正式に認定され命名権を獲得しました。
研究グループは、元素名に”Nihonium(ニホニウム)”、元素記号として”Nh”を提案しました。
本講演では、どのように113番元素を生成し確認したのかわかりやすく説明させて頂きます。
見上げると、ひろがる美しい星空。
おうし座の「すばる」やオリオン座の「つづみぼし」など、日本には古来、星座につけられた呼び名がたくさんあります。
「星の和名」の世界を“切り絵”で描いた作品とともに各地方の和名・方言についてご紹介するほか、太陽や月にまつわる神話や伝説、日本ならではの星物語に触れます。
大きさがミリメートルからセンチメートルほどの塵(ちり)が、1秒間に数十キロメートルという超高速で地球大気圏に突入して輝く現象が「流星」です。
そして,毎日100から300トン(1トン=1000kg)の物質が、宇宙から地球に降り注いでいます。
通常、0.5秒程度で消えてしまう流星発光ですが、流星の源を人工衛星から放出して、決められた時間と場所の夜空に流星を発生させる「人工流れ星」計画では、ゆっくりと数秒間光る流れ星の開発を進めています。
講演では、流れ星の光る原理と、それを応用した人工流れ星について紹介します。
ベトナム北部・紅河デルタ地域の田園のなかに数多くのキリスト教(カトリック)教会堂が立っている風景に出会い、2007年頃より、その建築調査を行っております。
当地には18世紀後半以降、村々が競い合うように数多くの教会堂が建設され、現在まで大事に維持されてきています。
昨年2015年7月から8月にかけて、ニンビン省のファットジェム教区内で調査した教会堂(1920年代から30年代建設)の内部にご案内いたします。
ハワイ島・マウナケア山頂に設置されているすばる望遠鏡は、夜空の広い範囲を一度に、しかも精細に撮影することが得意です。
そのため、目的の天体以外にもいろいろな天体が画像に映り込み、そしてのその偶然が新たな発見をもたらすこともあります。
今回は、すばる望遠鏡が偶然撮影した興味深い天体を画像でご紹介します。
流れ星を見たことありますか?
毎年、夏のこの時期が最も流れ星を見るチャンスです。
出現数が多く安定している「ペルセウス座流星群」が8月12日、13日を中心に数多く出現するからです。
今回は流星の観測の仕方と国立天文台が行っている「夏の夜、流れ星を数えよう2016」ウェブ・キャンペーンへの参加の仕方を中心に、さらに最新の流星と彗星の話題も含めて楽しくお話したいと思います。
南米チリの標高5000mの高地で宇宙を見つめるアルマ望遠鏡。
パラボラアンテナを66台並べて山手線サイズの巨大な電波望遠鏡としてはたらきます。
惑星の誕生や銀河の誕生の謎に迫り、生命の起源に関係するような有機物を宇宙に探す観測でいろいろな成果を挙げています。
現地の写真もふんだんに使いながら、人間の目には見えない暗黒の宇宙を探るアルマ望遠鏡についてご紹介します。
南米チリのアタカマ高地に設置されているNANTEN2望遠鏡は口径4メートルと小型ですが、その広い視野で天の川の分子雲(ガス)を観測しています。
最近、NANTEN2望遠鏡によって分子雲が別の分子雲に衝突し、それがきっかけとなって巨大な星団が誕生することがわかってきました。
NANTEN2望遠鏡の360度写真及び最新の観測結果をお見せすることで、巨大な星団の誕生について紹介します。
科学ライブショー「ユニバース」でも、ときおり紹介している国立天文台三鷹キャンパスの太陽観測所の太陽画像。
今回はいつもは案内役の矢治がその太陽観測の現場からゲストとしてユニバースで中継で登場。
太陽フレア望遠鏡を屋外からご案内して、その日の太陽画像も紹介します。
どうか、当日はいい天気でありますように。
ハワイ島マウナケア山頂に超大型30m望遠鏡TMTを建設する計画が進められています。
アメリカ、カナダ、日本、中国、インドが協力する国際的なプロジェクトです。
TMTの完成に合わせて第1期観測装置の開発も進められています。
その中の1つであるIRIS(InfraRed Imaging Spectrograph)は、名前のとおり、天体からの赤外線をとらえ、撮像と分光の機能を持ち合わせています。
国立天文台ではその撮像部分を担当しています。
すばる望遠鏡を凌駕する集光力と解像度をもつTMTと観測装置IRISの概要と、IRISで新たに見える宇宙について簡単に紹介いたします。
文字を電気通信しようとした場合、文字コードの助けが必要です。
現代の電気通信はデジタルなので、文字を0/1の組合せに変換する必要があり、その組合せが文字コードなのです。
モールス電信、テレタイプ、遠隔TSS、電子メール、パソコン通信、携帯電話、WWWと、電気通信の新たな媒体が現れるたび、それに合った文字コードが新たに生み出されてきました。
ただ、一口に文字と言っても、世界的に見れば多種多様なものがあります。
本来は多種多様な文字に応じて、それぞれに文字コードは設計されるべきなのですが、現実には、電気通信の方に合わせるやり方で、文字コードは作られてきました。
その結果、日本の漢字や絵文字については、文字コード対応が今一つうまくいっていないのです。
昔の人々は、星を見て何を想像したでしょう?
星を見て、わかることとは?
まだテレビもコンピューターもない時代のアイヌの人々は、星を見て、さまざまな自然の変化を感じ取っていたようです。
北海道各地を尋ね、アイヌ民族の星にまつわる話を収集された故末岡外美夫 先生の著書をもとに、北海道の歴史や自然を知ることができる、目からウロコのユニークな星の見方をご紹介します。
地球の大気には日々さまざまな「うずまき」が形成しています。
よく知られた大 きく激しいうずまきとしては台風や爆弾低気圧などがあり、強い風や雨を引き起 こして私たちの生活に大きな影響を及ぼします。
うずまきはどのようにして形成するのでしょうか。
長年にわたり多くの気象研究者がうずまきのメカニズムに取り組んでおり、観測やシミュレーションなどの手法も進歩してきました。
例えば、昨年から運用が開始された気象衛星ひまわり8号は、これまでよりも詳しくうずまきの様子を観測することができます。
最近に起きたうずまきの振る舞いを みなさんと一緒に観察しながら、そのメカニズムを紹介していきます。
国立天文台は、米国・カナダ・中国・インドと国際協力で超大型望遠鏡TMT(30メートル望遠鏡:tdirty Meter Telescope)をハワイ島マウナケア山頂域に建設するプロジェクトを進めています。
現在世界最先端で活躍している口径8.2mのすばる望遠鏡によって、新たな宇宙の謎が明らかになってきました。
講演では、TMTとすばる望遠鏡の大きさや性能を比べてみることによって、TMTはどのような望遠鏡で、完成後どのような宇宙の謎に挑むかについて、解説します。
昨日にはなかった星が突然現われ、人々を驚かせることがあります。
このような「新天体」の正体はどのようなものでしょうか?
新星・超新星などと呼ばれる天体がありますが、これらはほんとうに「新しい星」なのでしょうか。
今日のゲストコーナーでは、これらの「新しい星」に注目して、その歴史や最新の研究についてお伝えしたいと思います。
特に、「新しい星」を探している人たちの手法や意気込みを紹介します。
あなたも「新しい星」を見つけてみませんか?
江戸時代の人々はどのような思いでオーロラを見つめていたのでしょうか。
当時の日記や随筆などには、夜空が次第に真っ赤になっていくのを不安な気持ちで見上げる人々の様子や大きな火災が発生したのではないかと驚きあわてる人々の姿が書かれています。
本日は江戸時代の人々が書き残した記録類をご紹介しながら、オーロラについて考えてみたいと思います。
食物を消化してアミノ酸やブドウ糖などの栄養素を吸収するのと同じことが細胞の中でも起きています。
それはリソソームという小さな袋(小胞)の中で行われます。
リソソームの働きの一つは外から侵入してくる微生物を細胞の中へ取り込んで消化することです。これと別に内向きに自分の細胞質を取り込んで分解する働きが有り、オートファジーと呼ばれます。マウスやラットを使って研究されてきましたがその詳しい機構は長い間解りませんでした。
1992年大隅先生は酵母でオートファジーが起きることを発表し、翌年系統的な遺伝子
解析でオートファジーに必須な15の遺伝子を確定しました。
これによってオートファジー研究は飛躍的に発展し、身体の代謝機能や細胞の健康維持に
欠かせない役割が次々と明らかにされました。
講演では、大隅先生の研究の意義とその後の発展について、わかりやすく解説します。
近年、自動車にカメラが搭載されるようになり、画像認識によって障害物を見つけ停まることが可能になりました。
将来の自動運転においてもカメラは重要な自動運転の眼として利用されつづけると考えています。
本発表では、日立の車載カメラ技術の紹介と、日立の新人が参加しているETロボコンの自動運転技術(特にライントレース)を紹介します。
極小サイズのマシンと聞いて思い浮かぶものは何でしょう?
医療用のマイクロマシン?それともSFで登場するナノロボット?
化学の世界で登場した「分子マシン」は、ナノメートルサイズで外部刺激によって動かすことが可能な「ナノマシン」の一種です。
分子サイズの「分子機械」の開発には、日常の世界で身近に接する「機械」の設計とは異なる様々な難しさがあります。
ソバージュ先生、ストッダート先生、フェリンガ先生らの開発してきた人工分子マシンとともに、分子マシンの設計と構築(合成)、その運動制御における秘訣を解説します。
1995年にスイスの天文学者ミシェルマイヨールらが初めて発見した太陽系外惑星。
当初は灼熱の木星(Hot Jupiter)のような我々の太陽系からは想像つかないような惑星ばかりでしたが、地球によく似たハビタブルな惑星も発見されつつあります。
しかし現在のところ、「ハビタブル・ゾーン」にあり地球環境に近いと考えられている惑星は18個ほど。
去年から今年にかけてKepler-452b, Proima Cen b, TRAPPIST-I dなど、新たな「ハビタブルプラネット」の発見が相次いでいますが、一体どのような「惑星」なのでしょうか?
我々は日本語での初めての太陽系外惑星データベース エクソプラネットキョウト(ExoKyoto www.exoplanetkyoto.org )を開発し、2016年8月31日にWeb上で公開しました。
複数のハビタブルゾーンの定義やそれによる惑星分類、様々な種類の恒星をまわるデータや軌道を、CGやイラストとともに解説しています。
また、よく知られる系外惑星について日本語で解説しています。
みなさんに、惑星の想像図を交えながら、まだ見ぬ「水惑星候補たち」を紹介します。
ハワイにある日本の望遠鏡、「すばる望遠鏡」は初観測から今年で17年目を迎えました。
130億光年かなた先にある銀河を世界に先駆けて発見し、近年では太陽以外の星を回る惑星、系外惑星も続々と見つけています。
そんな天文学の華やかな発見を影で支えている人々について、今回はお話しいたします。
すばる望遠鏡には総勢約90人のスタッフがいるのですが、そのうち天文学者と呼ばれる人々は実はわずか2割に過ぎません。
大部分のスタッフは技術者やエンジニアで、装置の開発や望遠鏡の操作などに携わっています。
さらに「デイクルー」と呼ばれる人々は日中、望遠鏡のメンテナンスや装置交換に携わっています。
常夏ハワイでも冬はマウナケア山頂には雪が積もることもあります。雪かきも大事な作業です。
望遠鏡を裏で支える人々と様々な仕事について、すばる望遠鏡のゆるキャラ「スービー」と一緒にお伝えしていきます。
2015年秋にフランス国立科学研究センターはカナダから宇宙観測気球「PILOT」を飛ばしました。「PILOT」は遠赤外線で宇宙の磁場を観測する望遠鏡を搭載しています。遠赤外線とはなんでしょうか。宇宙の地場とはなんでしょうか。気球の上から宇宙を見ることは、地上から見ることとどう違うのでしょうか。
遠赤外線を通して見た宇宙の姿を紹介すると共に、「PILOT」搭載望遠鏡の開発や最新のデータの解析状況をご紹介します。
2006年にJAXA宇宙科学研究所が打ち上げた太陽観測衛星「ひので」は、今年で観測10周年を迎えました。
「ひので」は目に見える光(可視光)やX線などで太陽を観測する3台の最新鋭望遠鏡を搭載し、それまでに見たこともなかった驚くべき太陽の姿を次々と明らかにしてきました。
ほぼ11年の活動周期を示す太陽は、打ち上げ時点の活動下降期から活動極小期、さらに活動極大期を経て、今また活動下降期に入ったところです。
この10年の「ひので」のハイライトを、観測ムービーとともに振り返ります。