1月10日@科学技術館

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寒かった昨日とは一転、今日は暖かな一日となりました。この時期の晴れた日には、夜6時頃、西の空に金星が見えます。とても明るいので、皆様もぜひ探してみてくださいね。
今回の「ユニバース」(案内役:伊藤哲也[国立天文台])は、金星やオリオン座など、今夜の星空の話から始まりました。その後宇宙へ飛び出して、土星や冥王星、アルファ・ケンタウリまで行きました。この距離までくると、星座の形は地球で見る形と違ってきます。どうしてかと言うと、星座を構成する星たちの地球からの距離がバラバラだからです。さらに遠くへ行くと天の川銀河の全体の形を見ることが出来ます。
天の川銀河の全体の構造は、”電波”で観測することが出来ます。現在、『電波望遠鏡を80台チリに設置しよう』という計画が進行しています。日本、アメリカ、ヨーロッパが参加しており『ALMA計画』と呼ばれています。空が広くて、きれいなチリの山、標高5000mに80台の電波望遠鏡を設置します。2013年完成予定で、完成すると、より遠くの宇宙について詳しくわかるそうです。観測結果が待ち遠しいですね。