6月11日@科学技術館

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本日は案内役に亀谷和久(JAXA)、ゲストに吉川真さん(JAXA)
をお招きしてお送りしました。
最初にライブ天体観測のコーナーで、アメリカのヤーキス天文台
のビビアンさんと電話でお話しました。そしてヤーキス天文台で
撮影された、土星とM51銀河、球状星団M13の三枚の写真を
紹介しました。M51の銀河写真は超新星爆発をとらえた貴重な
ものですので、本日お越し頂いたお客様は幸運でしたね。


M51Whirlpool_SN2011dh_20110607y41.png
図:M51の天体写真
m13-20110607-luminance80s_y41.png
図:球状星団M13の天体写真

次に、太陽系の紹介をしました。太陽から近い順に惑星の名前を
確認し、さらに「なぜ惑星の軌道はほぼ同一平面上に存在するのか」
といった太陽系にまつわるお話をしました。
最後のゲストコーナーでは、去年話題となった小惑星探査機
「はやぶさ」が帰還してから一周年ということで、はやぶさが
地球の大気圏に突入して燃え尽きるまでの動画やその時の写真、
またイトカワの1/2000の模型等を交えて、はやぶさのお話を
して頂きました。
今回、新しいプロジェクトとして「はやぶさ2」のことについても
お話し頂きました。このプロジェクトでは、イトカワとは違う
小惑星に着陸し、はやぶさと同様の方法で小惑星の砂を採取します。
さらにはやぶさ2では、小惑星の上空から物体を打ち込み、
小惑星に人工クレーターを作り、内部の砂も採取するようです。
このはやぶさ2が打ち上げられるのは2014年の予定だそうです。