1月18日@科学技術館

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本日はまず私たちが住む太陽系の惑星たちを一つ一つ見ていく
ことから始まりました。冥王星よりも遠いところを小さな天体が
たくさん回っていることなど、意外と知らなかったことが
多かったのではないでしょうか。そして太陽について、最近
出現した大きな黒点群を紹介しました。この黒点群の大きさは
太陽半径の5分の1ほどもあるようです。今夜の星空では代表的な
冬の星座と1等星を確認し、地球から出て天の川銀河まで翔けて
行きました。
「ゲストコーナー」では去年話題となったアイソン彗星について
「すばる望遠鏡が見たアイソン彗星」という題で国立天文台
ハワイ観測所の藤原英明さんにお話いただきました。
アイソン彗星が接近する前にちょうど新しく「ハイパー・シュー
プリーム・カム」という大型高性能カメラを導入し、万全の態勢で
アイソン彗星に臨みました。そしてすばる望遠鏡はハイパー・
シュープリーム・カムでアイソン彗星の2つの尾を捉えることに
成功しました。2つの尾はガスからなる尾と塵からなる尾と
いわれています。実際に天文学者たちの観測風景の映像を
見せていただきました。それからもアイソン彗星について熱く
議論していたことが伝わりましたね。すばる望遠鏡では他にも、
多彩なカメラを用いて様々な観測が行われました。例えば、
アイソン彗星が発していた光を分光することによって、アイソン
彗星がどんな物質を含んでいたかがわかります。そこから
原始太陽系の様子や色々な物質はどうやって太陽系にやって
きたのか、といった宇宙の謎にまでせまっていくそうです。
これからの研究に期待したいですね。
本日のライブショーは国立天文台の矢治健太郎の案内のもと、
お送りしました。