10月15日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、亀谷和久(国立天文台)が案内役を務め、
ゲストには内藤誠一郎さん(国立天文台)をお迎えしてお送りしました。
まず「本日の星空」のコーナーでは、雲一つない秋晴れの空を写した
科学技術館前の写真から始まりました。シミュレーションに切り替え、時間が進むにつれて
南西へと沈んでいく太陽は冬の訪れを感じさせてくれます。冬といっても19時の空には
まだ天の川も夏の星座も広がっています。満月手前の月や土星、火星、秋唯一の一等星
フォーマルハウトを見ていきました。
さらに24時まで時間を進めると、冬の星座たちが上ってきます。だんだんと
寒い季節になってきましたが、みなさんもぜひ澄んだ夜空を見上げてみてください。
そこから宇宙へ飛び上がり、「太陽系の姿」と「宇宙の果てへ」のコーナー。
地球を遠ざかり、月や太陽系の惑星たちを一つずつ紹介していきました。
ついには太陽系を飛び出して、我々の住む銀河系の姿や銀河団のムラ、そして宇宙の
大規模構造が見えるところまで遊泳を楽しみました。
続いては「銀河衝突」。様々な銀河の形や種類を紹介した後に、
二つの銀河を衝突させます。今回のシミュレーションでは、非常にきれいな
触角銀河をつくることができ、みなさん楽しそうに写真を撮っていました。
「ゲストコーナー」では内藤さんに「国立天文台に行こう」というタイトルで
お話いただきました。
そもそも国立天文台とはどんなところなのでしょうか?国立天文台は天文学専門の研究所で
まだ知らない宇宙の姿に関する研究、成果の発表を行っているところです。
国立天文台では最先端の天文学に関する研究施設を提供しているそうで、研究施設がある
場所は野辺山・岡山・水沢・小笠原・石垣・入来など国内各地をはじめ、ハワイのすばる
望遠鏡やチリのアルマ望遠鏡など海外にまで及びます。
その本部である三鷹の国立天文台は、毎日午前10時から午後5時まで申し込みなしで
見学することができ、太陽系の惑星がどのくらい離れているのかを歩きながら体感できる
「太陽系ワォーク」や、かつて観測に利用されていた歴史的な望遠鏡などを見ることが
できます。また、毎月第二土曜と第四土曜の二回、定員300名の定例観望会を開催している
ほか、シンラドームと同じような4次元デジタル宇宙コンテンツ「4D2Uドームシアター」も
毎月4回公開しています。(いずれも事前申込制)
【国立天文台三鷹キャンパス見学案内】
http://www.nao.ac.jp/access/mitaka/visit/
他にも、来週10/22には特別公開「三鷹・星と宇宙の日2016」が行われ、講演会で最先端の
研究や成果の話を聞いたり、VRを使った宇宙体験、カードゲームなどに参加できたり
します。
さらに、普段は体験したり立ち入ったりできない様々な施設や研究を公開をしています。
晴れれば星の観察も行うそうです。
一年に一度の特別公開日、ぜひ訪れてみてはどうでしょうか?
科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日に様々なゲストをお招きして
科学にまつわる最新の話題をお届けしています。
ぜひ、科学技術館4階・シンラドームへお越しください。