8月17日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は国立天文台の伊藤哲也を
案内役としてお送りしました。
まだまだ暑いですが、夏至を過ぎて暦の上では秋。空にも秋の
大四辺形
が見えています。夏だ、秋だと言っていますが、おとめ座
などの春の星座も時間によっては見えますね。
先日12日から13日にかけてペルセウス座流星群を見ることができました。
これは彗星の残した砂粒、いわば、彗星の置き土産が地球に落ちてくる
際に、大気との摩擦で燃えたものです。今ではコンパクトデジタルカメラでも
星空の撮影ができるものがあります。本日はすばる望遠鏡があるハワイの
マウナケア山の山麓で国立天文台の同僚がコンパクトデジタルカメラで
ペルセウス流星群を撮影した写真もお見せしました。
本日の「ゲストコーナー」は国立極地研究所の片岡龍峰さんです。
「オーロラは高さ何キロメートルか?~オーロラ3D映像から求める~」
というタイトルでお話していただきました。
片岡さんは、遠く8キロメートルも離れた2台のカメラを用いて、人間の
目でははるか遠くにあるために立体的に見えないオーロラを立体的に
見えるようにしました。立体的に見えるということは、距離感がわかる
ということ。つまり、観測からオーロラが光っている高さがわかりました。
その研究の様子をみなさんにも見ていただきました。さて、オーロラは
地上から何キロメートルで光っていたでしょうか?立体映像の作成や
オーロラの光っている高さなどについては、Aurora 3Dにも
あります。なるほど、流れ星よりも高いところで光っているのですね。