2月25日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」では、日下部展彦(アストロバイオロジーセンター)が案内役としてお送りしました。

まず、本日の星座について紹介しました。
19時ごろの西の空には、月と金星と木星が見えました。3月上旬には金星と木星が接近するそうです。
また、冬の星空では21個ある一等星のうち7個を見ることができるため、明るい星空を楽しむことができます。
冬の代表的案星座であるオリオン座やこいぬ座、おおいぬ座、ふたご座、ぎょしゃ座、おうし座を紹介し、その6つの星座の一等星からなる冬のダイヤモンドを紹介しました。
23時ごろの東の空には、春の星座を見ることができます。おおぐま座の一部である北斗七星から、うしかい座、おとめ座の一等星を結んでできる春の大曲線を紹介しました。

次に、アストロバイオロジーセンターの研究成果を紹介しました。
アストロバイオロジーセンターでは、太陽系外惑星の生命の兆候を観測するために、植物の光合成の蛍光に着目しています。
植物は、光合成をすると同時に蛍光を発します。その蛍光を観測することができれば、太陽系外惑星に光合成の様なシステムを持つ生命の可能性を見つけることができます。
また、別の研究成果では、緑藻のナンキョクカワノリが赤外線で光合成するシステムを解明しました。系外惑星の多くは赤外線を多く出す星の周りにも数多く存在するため、赤外線を利用して光合成する生命が存在するかもしれないという可能性を示しました。

さらに、地球から飛び出して、「太陽系の姿」を紹介をしました。
ここで、私たちが地上から見ている星座たちは、太陽系から飛び出して地球から離れた場所でどのように見えるのかを、実際にシミュレーションで確かめてみました。
その結果、星座を構成する星たちはそれぞれ太陽系から異なった距離に位置しているため、私たちが実際に見ている星座とは全く異なる形になることがわかりました。
最後に、宇宙の大規模構造をみてから地球に戻り、本日のユニバースを終了しました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回さまざまな科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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